これまで数多くの証言操作、偽証創作など悪質な異端捏造を主導し、韓国基督教総連合会(韓基総=CCK)異端似非対策委員会からすでに解任されていた崔三卿(チェ・サンギョン)牧師が、今度は自身の所属する教団の異端対策委員という立場を利用し、教団外の教会も含む大量の異端認定を強引に決議させました。今回の決議に関しては、十分な事実の検証が余りにも不足しているとして、異端認定を受けた当事者だけでなく教団関係者からも非難の声が上がっています。すでに、教団内における崔三卿牧師の進退問題にまで発展する可能性が出ている状況です。以下に、その詳細を報じた9月26日付けの韓国クリスチャントゥデイの記事を紹介します。原文は、「최삼경 목사가 주도한 ‘날치기식 이단규정’ 파문」です。

崔三卿牧師主導の「やっつけ式異端認定」に波紋
当事者弁明の機会封鎖、奇襲報告で決議

 自らが三神諭という異端思想の持ち主でありながら、他人に対して無分別に異端認定を頻繁に行ったことで幾多の物議をかもしてきた崔三卿牧師(光と塩教会)が、今回は自らの所属する教団、大韓イエス教長老会統合異端委に書記として潜入し、所属教会や宣教団体及び言論機関に対する大量の異端認定を行い、大きな波紋が広がっている。

 崔三卿牧師は大韓イエス教長老会統合第94回定期総会4日目の24日、異端似非対策委員会の報告で報告書を発表、当事者らの意見は一切排除したまま、やっつけ式で異端あるいはそれに準ずる認定を下すよう誘導した。

 今回の統合総会は基督教新聞協会の会員社であり、創立以来これまで健全な福音主義路線を堅持してきた本紙を、根拠なく「異端擁護言論」に分類し、「購読のほか、寄稿や広告の出稿をするべきではなく、またこれらの言論と立場を同じくする言論についても同様に取り扱われるべき」とする、とんでもない結論を下した。

 崔三卿牧師はこれまで、幾たびも教界言論市場のある一方の側に立ち、本紙を陰険に攻撃する競争社らの主張に同調してきた。特に昨年、本紙に対する虚偽事実による名誉毀損で有罪判決を受けたD新聞の調査過程では、「CCK異端所長」という肩書きでD新聞の無罪を主張する意見書を提出するなど、公正性と客観性を喪失した姿を見せた。これは、彼が設立し、常任理事を務める某インターネット新聞をはじめ、崔三卿牧師と関係の深い韓国と海外の教界新聞らを味方しようとしてD新聞を擁護したのではないか、との疑惑を受けてきた。

 崔三卿牧師は今回、ジンジュ初代教会のジョン・テシク牧師(アッセンブリーズ・オブ・ゴッド)、大きい信仰教会のビョン・スンウ牧師(イェジャン白石)など、他教団所属の教会に対しても無分別な異端認定を行っており、大きな波紋が広がることが予想される。

 異端論争の場合、十分な論議と事実検証が必要であるにもかかわらず、崔牧師はこの日の午後、異端委報告の直前になっていきなり総会資料集に、それまで含まれていなかった追加報告書を配布した。これにより、事前に調査の事実すら知らなかった当事者たちは反論の機会を封鎖されたばかりでなく、総代らもそれぞれの事案に対して検討する余裕すらないまま、決議の手続を踏むことになった。これに対し、ある関係者は、「追加報告書の内容から見たとき、内容がほとんどないので、報告書(の提出)が遅れる理由はなかったように見えた」とし、「おそらく崔三卿牧師が意図的に最後の時を見計らって追加報告書を配布し、反論の余地すらなくして導き出そうとしたように見える」と分析した。

当事者からの意見聴取ないまま、客観的な検証の手続も省略
研究・調査は真相究明ではない、「異端仕立て」並み

 崔三卿牧師は異端調査過程で当事者らに弁明の機会を一切与えないまま、恣意的に結論を下し、これに対する批判が提起された。ある総代は「異端認定は慎重でなければならず、当事者の意見もよく聞いてみないといけないから、1年間の時間をじっくり持って、一つ一つ一門一答をするべきでは」と提案した。しかし、崔牧師は「異端は2つの顔を持っているため、彼らの言葉を信じてはいけない。彼らの資料だけでもって研究したほうがより正確なのかもしれない」と答えた。これは崔三卿牧師が、特定人に対する研究や調査着手を「既に異端であるとの前提の下で調査を行う」という見解をもっていることを示唆するものだ。

 特に本紙設立者に対する調査報告書を見ると、当事者の文書や発言は一切なく、第三者の根拠のない悪意的な主張とそれによる言論報道だけを土台にしている。それだけでなく、これに対する客観的な検証の手続すら省かれている。崔三卿牧師個人の感情や考えが、まるで客観的な事実であるかのように含まれた、歪曲、偏向した報告書がただ提出されたわけだ。既に第三者の非難発言が嘘であることを明らかにする客観的な映像や音声資料が公開されているにもかかわらず、これに対する確認の手続はなかった。そればかりか、調査報告書に載った参考資料が第三者の主張だけを参考にしたことからして、確認しようとする意図すらなかったように見える。これは結局、今回の調査が最初から真相究明のためのものであるというよりは、崔三卿牧師の意図に従って異端仕立てをするための手順踏みに過ぎなったことを傍証することだ。

崔三卿牧師、自分の考えが異端認定の物差し
教団異端委で三神論、神学的素養の不足を指摘される

 崔三卿牧師の主導の下で一方的な異端認定が慌てて行われると、ある一人の総代が崔三卿牧師の三神論異端前歴を問題視し、崔三卿牧師はいかなる経緯で異端委に復帰し異端認定に取り組むことができたか疑問を提起した。崔牧師は数年前「神様は3つの霊の神様でおられる」とする三神論主張と、「聖書の完成と同時に御霊のあらゆる賜物や奇跡も同じく終わった」と見なす奇跡終了理論により、教団内外で大きく物議をかもし、大韓イエス教長老会統合は第87回総会でこれを間違ったこととして決議したことがある。

 当時統合異端委が作成した報告書には、崔三卿牧師に異端研究家として深刻な欠格理由があると記録されている。同報告書によると、崔牧師が三神論的異端主張を行ったのは事実であるし、そればかりでなく、「自分の主張が即ち正統であり、異端認定の物差し」であるとの見解をもっていることが指摘されている。

 さらに、崔三卿牧師に対する調査報告書の結論部分には、崔牧師の三神論的主張が「神学的素養の不足から起因しているもの」と考えられる、と記録されている。こうした指摘は、崔牧師が異端関連任務を果たすほどの資格がないことを示している。

どのような過程を経て三神諭異端認定の免罪符をもらったか
異端研究家としての資質についても厳重な検証が必要

 従って、統合総会は崔三卿牧師を三神論者として認定しながら、彼の所属した中会で適切な措置を取るよう決議し、2年後の第89回定期総会では中会の請願を受け入れ、三神論認定を解いた。しかし、この過程で崔三卿牧師がどのように指導されたのか、中会がどのように崔三卿牧師を処理したかはベールに包まれている。崔三卿牧師は自身の三神論主張に対して、ただの一度も公開的な謝罪や取り消しを行ったことはなく、もちろん悔い改めを表明したことも一切ない。こうした深刻な問題をかかえている崔三卿牧師がどのようにして復権し、いかなる過程を経て異端委委員となり、異端関連任務を担当することができたかについては、教団関係者からの責任ある説明が求められている。

 今回の統合総会で崔三卿牧師が見せた有様は、三神論異端認定当時、異端委報告書で指摘された問題がまだ是正されていないことを示している。これは崔三卿牧師個人の問題を超え、韓国教会の次元の問題という非常に深刻な事案となってきている。崔三卿牧師が行っているいわゆる「研究」と調査過程というのは、客観的な調査手続も弁論の機会もなく、ただ自分の感情や考えだけで異端認定の手順を踏むことに過ぎない。これに対して韓国教会は、連合と一致の精神が毀損されないよう徹底した検証を行い、対処する必要がある。